住まいの研究所 | スタッフブログ | 西宮・神戸・大阪での設計・施工は住空間設計Labo https://www.jk-labo.com/blog 西宮・神戸・大阪での設計・施工は住空間設計Labo Tue, 08 Oct 2024 12:29:27 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.2.14 気密(防湿)施工のご紹介 https://www.jk-labo.com/blog/post-3106 Tue, 08 Oct 2024 12:28:19 +0000 https://www.jk-labo.com/blog/?p=3106 こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。   今回は、Laboが提唱する「建築物理学に基づく快適な住まいづくり」において、 最も大切な「気密(防湿)施工」について、 実際、工事中の現場状況をご紹介したいと思います。   […]

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こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。

 

今回は、Laboが提唱する「建築物理学に基づく快適な住まいづくり」において、

最も大切な「気密(防湿)施工」について、

実際、工事中の現場状況をご紹介したいと思います。

 

現在、大工工事中ですが、この「気密(防湿)施工」も

大工さんが施工してくれます。

↓下が気密シートを張った状態。

こだわったポイントは、床から天井までの高さのある防湿シート(幅3mものです!)を

横張りしているところです。

通常、1mや2mの幅のものを縦に張って、

継ぎ目に気密テープを張るのが一般的ですが、

ここは横張りしているので縦の継ぎ目はありません。

 

以前のブログでもお伝えしました通り、

気密施工の目的は、「水蒸気(湿気)」の移動を抑えること。

シート同士の継ぎ目を極力なくすことで、

非常に細かい粒子である「水蒸気」の出入りを防ぎます。

(詳しく知りたい方は以前のブログをご覧ください。

⇒https://www.jk-labo.com/blog/post-2669

 

気密テープ処理は、床との取り合いや窓の周りなど最小限に抑え、

壁は3m巾のシートを部屋の隅も連続して張っていきます。

 

後日、気密測定を実施。

結果、0.4㎠/㎡でした。Labo基準合格です!

 

以上、今回は現場からの気密施工のレポートでした。

 

このような気密(防湿)施工によって、

実際、どれくらい住まいが快適になるか。

それを体感できるモデルハウスが明石にあります。

ご興味のある方はぜひ一度ご体感ください。

↓ご予約はこちらから

https://www.jk-labo.com/model/kokubo/

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明石モデルハウスの「換気」について➂ https://www.jk-labo.com/blog/post-2994 Sat, 15 Jun 2024 11:17:59 +0000 https://www.jk-labo.com/blog/?p=2994 こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。   今回も、明石モデルハウスの換気システムについて お話ししたいと思います。   前回は「第3種換気(排気は機械、給気は自然給気で行う)」の方式をとりながら、 熱交換も行う仕組 […]

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こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。

 

今回も、明石モデルハウスの換気システムについて

お話ししたいと思います。

 

前回は「第3種換気(排気は機械、給気は自然給気で行う)」の方式をとりながら、

熱交換も行う仕組みについてお伝えしました。

 

よくある、「第1種換気(給気も排気も機械で強制的に行う)」の方式による

「全熱交換型換気システム」ではなく、この方式を採用したのは、

以前に何度かお話ししました、「水蒸気」の移動が理由に関係してきます。

 

熱交換システムには、「全熱交換」と「顕熱交換」の大きく2つの仕組みがあります。

どちらも、給気と排気の空気間で熱の移動が行われますが、

「全熱交換」が熱と湿気(水蒸気)の両方を交換するのに対して、

「顕熱交換」は熱のみを交換する仕組みです。

 

一般的に熱交換システムの商品と言えば、全熱交換型の第1種換気システムが多いのですが、

そのメリットは、湿気も熱と一緒に移動するため、効率よく熱が交換できるという点です。

熱回収率が高い。とも言いますが、商品カタログなどを見ると、

よく「熱交換率○○%」などと表現されています。

 

では、なぜ効率よく熱交換できる「全熱交換」ではなく、「顕熱交換」の仕組みを採用したかというと

湿気(水蒸気)も交換することで生じるデメリットの方を解消したかったからです。

 

そのひとつがCO2も交換してしまうことです。

 

全熱交換型の換気システムは、下の絵のような「熱交換素子」と呼ばれる部材が本体にあり、

ここで給気と排気が交差し、熱と湿気の交換を行います。

 

実はCO2分子の大きさは、水蒸気の粒子の大きさよりも小さいため、

水蒸気を通す熱交換素子は、CO2も通してしまいます。

 

本来、換気の目的は、室内の汚れた空気や臭気、人から排出されたCO2を家の外に出し、

新鮮な空気を室内に取り入れることですが、そのCO2が熱や湿気の交換と同時に、

室内に戻ってきてしまうことを避けたい。というのが理由のひとつです。

 

さらに、もうひとつ理由があります。

それは、全熱交換による「結露」のリスクを抑えたい。ということです。

以前、壁内結露を防ぐために、「防湿施工」が大切。という話をしましたが、

あの理屈と同じで、

全熱交換により、湿気(水蒸気)が移動することで、換気システム本体内での

結露のリスクが高まります。

 

例えば、冬場、室内温度が24℃で湿度50%とすると、

室内空気の露点温度は、湿り空気線図から約12℃となります。

絶対湿度(水蒸気量)が変わらなければ、12℃で結露が発生することになります。

仮に、外気温が5℃だとすると、

熱交換が行われる本体の中で、必ず12℃のポイントは存在します。

ここで、室内と同じ水蒸気量の状態であれば、結露してしまいます。

湿気は絶対湿度が高い方から低い方へと、常に移動するのでそのリスクは常に生じます。

もし、換気システム本体内で継続的に結露が発生すると、

給気した空気と一緒にカビを室内に取り入れてしまうリスクもあります。

 

こうしたリスクを解消するため、

明石モデルハウスでは、自然給気(第3種換気)により取り込んだ新鮮な空気を、

床下で長い距離を移動させることで、徐々に室温に近づけてから、

換気ダクト内で排気との熱交換を行うという、

段階的な熱交換によって、建物内の温度帯域に露点が出来ないように計画しています。

 

最後にもうひとつ、

明石モデルハウスでは、換気システム本体を通って、外に排出する空気は、

エアコンの室外機に当てるようにしています。

これによって、床下空間、換気ダクト内、エアコンの室外機の3箇所で顕熱交換を行い、

換気による熱損失を削減し、効率的な換気を実現しています。

 

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明石モデルハウスの「換気」について② https://www.jk-labo.com/blog/post-2902 Fri, 10 May 2024 06:09:23 +0000 https://www.jk-labo.com/blog/?p=2902 こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。   今回も引き続き、明石モデルハウスで採用した換気システムについて お話ししたいと思います。   前回は、外から取り入れた空気を 室温に近づけるために、できるだけ床下で循環させ […]

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こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。

 

今回も引き続き、明石モデルハウスで採用した換気システムについて

お話ししたいと思います。

 

前回は、外から取り入れた空気を

室温に近づけるために、できるだけ床下で循環させるように基礎を計画した。

というところまでをお伝えしました。

 

この床下を循環した空気は、換気ダクトを通って、

1階の天井付近に放出されますが、その空気の流れを分かりやすくしたのが

下の絵になります。

➀の吸気口から取り入れた新鮮な空気を、

②の地中熱の影響を最大限に受けられるように床下をぐるぐると循環させ、

③の「換気ダクト」を通って、1階の天井付近に排出。

といったような空気の流れになります。

 

ここでポイントは、

③の換気ダクト内でも熱交換できるように計画していることです。

 

この換気ダクトは、床下から室内に給気する空気だけでなく、

2階の居室やトイレなどから、外に排出したい汚れた空気も通るようにしています。

(絵の緑色の矢印が排気の流れになります。)

ただ、室内に取り込みたい新鮮な空気と、

外に出したい汚れた空気がダクト内で混ざってしまうと、換気の意味がありません。

そこで、

2つの空気が混ざらないように、ダクトを2重構造にしています。

そのダクトの断面が下の絵になります。

2Fの汚れた空気は、

排気ダクトの中を通って床下へと向かいますが、

床下から上がってくる新鮮な空気は、

その排気ダクトの外側を流れて天井付近に給気されるので

2つの空気が混ざることはありません。

 

かつ、排気ダクトは熱が伝わりやすいアルミの素材にしているため、

2Fで快適な温度になった空気の熱が、

このダクト内を通る際に、床下から上がってくる空気へと移動します。

 

このように、ダクトを2重構造とすることで、

給気と排気が混ざり合うことはなく、熱交換だけが出来るようになります。

床下空間と換気ダクト内での2段階での熱交換により、

外からの空気を快適な室温により近づけるという仕組みです。

 

一般的な熱交換型の換気システムは

給気も排気も機械で強制的に行う「第1種換気」の方式が多いですが、

明石モデルハウスでは、排気は機械、給気は自然給気によって行う「第3種換気」で

熱交換を実現することにこだわりました。

 

その理由についてはまた次回に詳しくお伝えしたいと思います。

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明石モデルハウスの「換気」について① https://www.jk-labo.com/blog/post-2867 Thu, 04 Apr 2024 02:57:51 +0000 https://www.jk-labo.com/blog/?p=2867 こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。   今回は、前回お話しした、快適な「換気」について、 実際に明石モデルハウスで使用した、換気システムをご紹介したいと思います。   明石モデルハウスの換気システムは、 前回おす […]

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こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。

 

今回は、前回お話しした、快適な「換気」について、

実際に明石モデルハウスで使用した、換気システムをご紹介したいと思います。

 

明石モデルハウスの換気システムは、

前回おすすめした「熱交換換気システム」を採用していますが、

一般的な熱交換換気システムとは異なる、こだわりポイントがいくつかあります。

その一つが、地中熱を最大限に利用すること、です。

そのため、基礎部分にも断熱材を使用する「基礎断熱」という工法を採用しています。

床下によくある換気口は設けずに、

床下空間を室内空間と同じ温熱環境にしてしまう工法です。

 

基礎断熱した床下空間は、

直下の地中熱の影響を受けて、外気より夏場は涼しく、冬場は少し暖かく、

年間平均で大体13℃ぐらいの温度に保たれます。

これは、地中熱が普通の空気に対して、約1800倍もの熱量を持ち、

床下空間の空気を冷やしたり、暖めたりしてくれるからです。

 

この地中熱の恩恵を最大限に利用するために重要になるのが、基礎の計画です。

 

明石モデルハウスでは、

外から床下に取り込んだ空気を、床下内でできるだけ室温に近づけるために

できるだけ空気が長い距離を移動するように基礎を計画しました。

外から取り入れた新鮮な空気は、

床下内を約25mもの距離を移動し、室内に給気されます。

床下をぐるぐると長く移動させることで、外から入った空気の温度が

夏場は少し冷やされ、冬場は少し暖められるのです。

 

↓実際に施工した基礎の写真です。

 

床下で暖められた(冷やされた)空気は、

換気ダクトを通って室内に排出されますが、

ここでまたこだわりのポイントがあります。

 

次回はこの換気ダクトで行う「熱交換」についてお伝えしたいと思います。

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快適な「換気」について https://www.jk-labo.com/blog/post-2813 Sat, 24 Feb 2024 12:16:01 +0000 https://www.jk-labo.com/blog/?p=2813 こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。   これまで、住まいの快適性や耐久性を高めるためには、 断熱だけではなく、気密(防湿)がとても重要であること、 この2つの性能を高めて、初めて快適な体感温度を維持し、 建物の耐 […]

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こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。

 

これまで、住まいの快適性や耐久性を高めるためには、

断熱だけではなく、気密(防湿)がとても重要であること、

この2つの性能を高めて、初めて快適な体感温度を維持し、

建物の耐久性を損なう、壁内結露も防ぐということをお伝えしてきました。

 

ただ、この「断熱」、「気密(防湿)」に加えて、

もうひとつ、お伝えしたい大事なポイントがあります。

 

それが、「換気」です。

 

この国で24時間換気が法律で定められてから、20年以上が経ちますが、

これは、住まいの中で発生する化学物質や、一酸化炭素、二酸化炭素、窒素化合物などが

室内を汚染することが原因で起こる、「シックハウス症候群」と言われる健康被害を

防ぐためにできた法律です。

 

これまで重要とお伝えしてきました、気密(防湿)性を高めれば高めるほど、

住まいの隙間は小さくなるので、汚れた空気も室内にこもりやすくなり、

「換気」の重要度はより高まってきます。

 

では、この「換気」について、

現在、どのような方法で行っているかというと、

大きくは下の3種類の方式に分けられており、

住宅においては、3つのうち、第1種換気と第3種換気が一般的に用いられています。

 

今ある住まいのほとんどは、第3種換気の方式だと思いますが、

これは、トイレや洗面室の換気扇を常時運転し、

リビングやお部屋の壁や窓に付いている給気口から

新鮮な空気を自然に中に取り入れる方式です。

 

壁に付いた穴から、直接外の空気を採り入れるわけですから、

たとえば真冬であれば、暖かい室内に、外の冷たい空気が隙間風のように入ってきますし、

真夏はエアコンの効いた涼しい室内に、生ぬるい空気が入ってきます。

こんな時期には、給気口を塞ぎっぱなしにしているご家庭も多いのではないでしょうか。

そして空気の入替のために、仕方なく外出時ぐらいは窓を開けたりしているのではないでしょうか。

 

これまでお伝えしてきた気密施工で、せっかく住まいの気密性、断熱性を高めても、

換気によって快適な室温が損なわれると、当然不快に感じますし、省エネ性も悪くなりますね。

 

そこでおすすめしたいのが、「熱交換」する換気方法です。

熱交換換気システムとは、外の空気をそのままの温度で、室内に取り込むのではなく、

快適な室内温度の空気が持つ「熱」を、

外から室内に入ってくる空気に移すことで、室温と給気の温度差を少なくする仕組みです。

 

例えば夏場、冬場は、それぞれ下のようなイメージになります。

  

快適な室内環境を維持するためには、

「高気密・高断熱施工」と、この「熱交換換気システム」はセットで考えるべき。

と思います。

 

次回は、Laboが提唱する「建築物理学に基づく快適な住まいづくり」を形にした

明石モデルハウスの換気システムについてお伝えしたいと思います。

 

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明石モデルハウスの気密(防湿)施工について https://www.jk-labo.com/blog/post-2750 Sat, 20 Jan 2024 12:35:50 +0000 https://www.jk-labo.com/blog/?p=2750 こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。   前回までお伝えしました、「気密(防湿)施工」について、 Laboが提唱する「建築物理学に基づく快適な住まいづくり」を形にした 明石モデルハウスでの施工のこだわりポイントをお […]

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こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。

 

前回までお伝えしました、「気密(防湿)施工」について、

Laboが提唱する「建築物理学に基づく快適な住まいづくり」を形にした

明石モデルハウスでの施工のこだわりポイントをお伝えしたいと思います。

 

気密(防湿)施工は、

気密・防湿シートと呼ばれる薄いフィルムを、外壁に入れる断熱材の内側に貼るのですが、

重要なポイント一つは、シートを途切れることなく連続して貼る。ということです。

 

以前にもお伝えした通り、湿気の基となる「水蒸気」の粒子は非常に小さいため、

少しでも隙間があれば、自由に移動し、壁の中に入り込むと

今のような寒い時期には、壁内結露が生じてしまいます。

しかし、このシートを隙間なく、連続して貼るというのは、

実際は結構難難しい作業となります。

なぜなら、外周部の内側の壁には、照明やコンセント、スイッチなどの

様々な配線、スイッチやコンセントボックスが壁を貫通したり、

シート同士の継ぎ目も一定間隔でできるからです。

こうした、貫通部の隙間の処理や、継ぎ目は、

「気密テープ」と呼ばれる専用のテープを貼って処理しますが、

現場の大工さんや電気屋さんがこれを手作業で行うため、

一見、きれいに貼れているように見えても、

少し浮いてたり、目には見えない隙間があったりと

完璧に施工するのは、なかなか至難の業です。

 

もちろん、丁寧に時間をかけて隙間なく貼ればよし。ということになりますが、

一番は、こういった貫通部や隙間をつくらない(計画しない)ことが大切です。

 

明石のモデルハウスでは、

このような気密(防湿)シートの貫通部や継ぎ目をつくらないように、

コンセントやスイッチは可能な限り、外周部の壁は避けて計画しました。

例えば、下の冷蔵庫のコンセントは外壁側に設けず、横の壁に計画したり、

通常、外周部の壁に計画することが多い、エアコンのコンセントは

天井に設置するなどしています。

 

また、気密(防湿シートについては、

一般的にはロール状になった巾1m~2mのモノを、縦に貼り、

シート同士の継ぎ目は、気密テープを貼って処理するところを、

明石モデルハウスでは、巾3mのロール巻の気密(防湿)シートを横貼りしています。

巾3mであれば、1階、2階とも、断熱材を入れる床から梁までを覆うことができ、

横方向に連続して貼るため、縦の継ぎ目が発生しません。

こうした気密(防湿)施工によって、湿気が壁内に入り込むのを防ぎ、

快適な室温の維持と、住まいの耐久性を高めています。

Laboが提唱する「建築物理学に基づく快適な住まいづくり」

是非、現地でご体感ください。

https://www.jk-labo.com/kokubo_open/#sct8

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気密(防湿)施工について https://www.jk-labo.com/blog/post-2669 Fri, 08 Dec 2023 06:19:55 +0000 https://www.jk-labo.com/blog/?p=2669 こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。   前回までは、 体感温度は室温だけではなく、湿度によっても変わるということ。 その湿度の元となる「水蒸気」は 室内の壁や外壁を自由に出入りできるぐらいの小さな粒子で、 その出 […]

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こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。

 

前回までは、

体感温度は室温だけではなく、湿度によっても変わるということ。

その湿度の元となる「水蒸気」は

室内の壁や外壁を自由に出入りできるぐらいの小さな粒子で、

その出入りを阻止しなければ、快適な体感温度を維持できないだけでなく、

壁の中で結露が生じ、断熱性能や建物の耐久性を損なってしまうこと。

についてお伝えしました。

 

今回は、その水蒸気の移動を抑える「気密施工」についてお話ししたいと思います。

よく、「高気密」の家。というワードを目にしますが、

実際、どのような状態であれば「高気密」と呼べるのか、

「高気密」にするにはどのような性能の数値が必要かというと、

実は、この「高気密」に決まった定義はありません。

様々な住宅会社が、各々の見解で「高気密」と主張しているのが現状です。

 

気密性能を評価する数値としては、

「隙間相当面積 C値(㎠/㎡)」という住宅内の隙間の総量を表す数値があります。

この数値が低いほど、隙間の総量が少ないということになり、気密性が高いということになります。

一般的には、C値1.0(㎠/㎡)未満であれば「高気密」と言われていますが、

これがどのような状態かというと、

延床面積が100㎡(約30坪)の家全体の隙間を合わせた大きさが100㎠、

10㎝×10㎝のサイズ未満という状態です。

ただ、このC値を確認するには、

実際に施工する現場で、気密測定技能者の資格を持つ者が

専用の測定器を用いて測定しなければならないため、

気密測定を行っていない住宅会社は数多くあります。

 

気密(防湿)施工は、大きさも形も異なる1棟、1棟の現場において、

手作業で行うため、高い施工精度が要求されることに加えて、

鉄骨など、そもそも木造に比べて気密性能が確保しにくい構造の建物は、

現場の管理が非常に難しくなるからです。

もちろん、会社で測定器を購入し、測定技能者の資格を取得するにしても、

測定できる他の会社に依頼するにしても結構なコストも掛かかります。

 

Laboでは、この気密測定器を自社で保有しており、

気密測定技能者のスタッフが在籍していますので、

工事途中や、完成時など適時、測定することが可能です。

↑現場での測定状況と測定結果

 

では、気密(防湿)施工をどのようにするかというと、

気密・防湿シートと呼ばれる薄いフィルムを、室内側に張ります。

壁も天井も途切れることなく連続して張っていくのですが、

このシートの張り方においても、重要なポイントがいくつかあります。

断熱材との間に隙間をつくらないということと、

出来るだけシート同士の継ぎ目を無くすということです。

それについてはまた別の機会にお伝えしたいと思います。

 

このように、気密(防湿)施工を確実に施工することで、

快適な体感温度を維持しやすくなり、エアコンの効率もよくなります。

また、特に冬場に起こりやすい壁内での結露を防ぎ、建物の耐久性も高めます。

 

【気密・防湿シート有の場合】            【気密・防湿シート無の場合】

次回は、Laboが提唱する「建築物理学に基づく快適な住まい」をカタチにした

明石のモデルハウスについて、

こだわりポイントをご紹介したいと思います。

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明石市小久保のモデルハウスが完成しました。 https://www.jk-labo.com/blog/post-2663 Sun, 26 Nov 2023 10:48:50 +0000 https://www.jk-labo.com/blog/?p=2663 こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。   この度、明石市小久保で建設していました、モデルハウスが遂に完成しました。 このモデルハウスはLaboが提唱する、「建築物理学に基づく快適な住まいづくり」を 実現したモデルハ […]

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こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。

 

この度、明石市小久保で建設していました、モデルハウスが遂に完成しました。

このモデルハウスはLaboが提唱する、「建築物理学に基づく快適な住まいづくり」を

実現したモデルハウスになります。

 

建築物理学とは、物理学的観点から建築を研究することで、

具体的には、熱の伝わり方や湿気を、断熱や防湿、熱源としてのエアコンなどによって

上手にコントロールし、建物内の環境や構造への影響を、

物理の法則に基づいて学術的に研究することです。

 

この建築物理学に基づいて、快適な住まいづくりを追求し続けるLaboが

培った技術を結集してカタチにしました。

 

「気密」、「断熱」、「換気」の仕組み、施工にこだわったモデルハウスになります。

近日公開予定ですので、是非現地でご体感いただければと思います。

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「水蒸気」について② https://www.jk-labo.com/blog/post-2558 Sat, 16 Sep 2023 13:54:51 +0000 https://www.jk-labo.com/blog/?p=2558 こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。   今回も引き続き、「水蒸気」の性質からお話ししたいと思います。   前回、「水蒸気」は、外壁でも簡単に通り抜けることができるほどの 非常に小さな粒子であるということ。それとも […]

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こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。

 

今回も引き続き、「水蒸気」の性質からお話ししたいと思います。

 

前回、「水蒸気」は、外壁でも簡単に通り抜けることができるほどの

非常に小さな粒子であるということ。それともう一つ、

絶対湿度の高い方から、低い方に向かって移動する性質があるとお伝えしました。

 

この移動する性質は、物理学の法則になりますが、

気圧差がある時に、気圧の高い方から低い方に向かって風が吹くのと同じ理屈です。

この時期、発生する台風は、この気圧の差が非常に大きくなった状態ですね。

 

同じように水蒸気も圧力に差があると、均一になろうと高い方から低い方に移動します。

空気中の水蒸気圧の差は、水蒸気量の差=絶対湿度の差ということなので

水蒸気は絶対湿度の高い方から低い方に向かって移動するということになります。

 

では、この水蒸気の移動について、いつもの湿り空気線図を使って見てみましょう。

前回と同じく、窓の結露がよく見られる冬場を想定したいと思います。

例えば、室内温度は24℃・湿度50%とし、外気温は5℃・湿度70%とします。

湿り空気線図によると、室内の絶対湿度は約9g/kg、外の絶対湿度は約4g/kgとなり、

絶対湿度の高い室内から、低い外に向かって水蒸気は移動しようとします。

たとえ、外がひどい雨ふりで湿度が100%だとしても、絶対湿度は5.5g/kg程度なので

水蒸気は、室内から外に向かって移動しようとします。

 

冬場は快適な体感温度を維持するために、暖房しながら加湿も必要と、以前お伝えしました。

加湿をし続けると、外の絶対湿度との差が無くなることはなく、

室内から外に向かって水蒸気はずっと移動しようとします。

  

先に言いました通り、水蒸気の粒子は非常に小さいため、

室内側の壁紙や、その下地に使用される石こうボードなどは、

その素材に空いている、見えない無数の小さな穴を通って簡単に通り抜けます。

 

室内の水蒸気がそのまま壁の中に侵入してくると、どうなるでしょうか。

 

実際には壁紙や、石こうボードも若干は水蒸気を止めてはくれますが

分かりやすくするため、壁の中も室内と同じ絶対湿度の状態になると仮定します。

室温24℃・湿度50%の空気は、

湿り空気線図によると、大体12℃くらいで結露するので、

壁の中に12℃の部分が存在すると、そこで結露するということになります。

 

外に面する壁の中には断熱材が入っているため、

エアコンにより、室温を24℃に保てるわけですが、

外気温が5℃であれば、必ず壁の中で12℃になる部分は存在します。

これが見えないところで発生する結露、いわゆる「壁内結露」という現象です。

壁で水蒸気の移動を止める「防湿」の施工を行わなければ、

このように水蒸気は壁内に簡単に侵入し、

断熱材の中で露点温度に達した所で結露し、「水」になります。

この状態が続くと、断熱材は劣化し、カビも発生してしまいます。

何より怖いのは、見えないところで被害が進行していくので

気付かないうちに建物の耐久性を大きく損なってしまうことです。

 

次回は、この水蒸気の移動を抑える、気密施工について

お話ししたいと思います。

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「水蒸気」について① https://www.jk-labo.com/blog/post-2481 Sat, 05 Aug 2023 12:14:34 +0000 https://www.jk-labo.com/blog/?p=2481 こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。   前回、「湿度」が変わると、体感温度も変わること、 快適な体感温度を維持するには、湿度のコントロールが必要とお伝えしました。 では、室内の湿度を一定に保つにはどうすればいいの […]

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こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。

 

前回、「湿度」が変わると、体感温度も変わること、

快適な体感温度を維持するには、湿度のコントロールが必要とお伝えしました。

では、室内の湿度を一定に保つにはどうすればいいのでしょうか。

 

それを考えるには、この「湿度」の元となる「水蒸気」の性質について

知っておく必要があります。

 

一般的に言われる「湿度」とは「相対湿度」のことですが、

「相対湿度」とは、ある空気の飽和水蒸気量に対する、

その空気中に含まれている水蒸気量の割合のことをいいます。

飽和水蒸気量とは、空気が含むことができる、最大の水蒸気量のことです。

この水蒸気量が飽和水蒸気量に達すると、相対湿度が100%ということになります。

100%を超えるとその空気は、超えた分の水蒸気を保持することができないため、

水蒸気は液体となり、いわゆる「結露」が発生します。

 

湿り空気線図を使って、

冬場によくある窓の結露について考えてみましょう。

例えば、冬場の室内温度24℃、湿度40%の空気は、

約7g/Kg強の水蒸気量を空気中に保有しています。(これを絶対湿度といいます)

加湿器などは使用せずに、絶対湿度が変わらないと仮定した場合、

室温が9.5℃まで下がると、飽和水蒸気量(湿度100%)に達することが分かります。

つまり、部屋の中で9.5℃以下に冷やされる場所があると、

そこに結露が発生することになります。

 

冬場によく窓ガラスが結露して濡れているのは、

家の中で一番外気温の影響を受けて、温度が下がる場所が窓だからです。

では、窓の断熱性能を上げれば、問題は無くなるでしょうか。

 

結論から言うと、そう簡単にはいきません。。。

確かに窓の内側の結露は解消されるかもしれませんが、

実は見えないところで結露が発生しているのです。

 

ここで、冒頭にお伝えしました「水蒸気」の性質について

お話ししたいと思います。

「水蒸気」というと、やかんから出る湯気や、アイロンのスチームのように、

何となく、目に見える蒸気を思い浮かべるかもしれませんが、

あらゆる空気中に含まれる「水蒸気」は非常に小さな粒子で、

肉眼では見ることはできません。

だから空気中でも浮いていることができるのですが、

どれくらい小さいかというと、

その粒子のサイズは約0.04μm、

何と10万分の4ミリという想像のつかない大きさです。

 

これは、家の屋根や外壁、中の間仕切り壁でも

簡単に出入りできるほどの非常に細かいサイズなのです!

そしてもう一つ、

「水蒸気」は必ず絶対湿度の高い方から、低い方に向かって、

常に移動する性質があるということです。

 

これが「水蒸気」のやっかいな性質で、

なかなか湿度をコントロールするのが難しい理由になります。

 

この「水蒸気」が自由に移動できると、どのようなことが起こるのか?

 

次回も引き続き、「水蒸気」の性質についてと、

見えないところで発生する「結露」についてお話ししたいと思います。

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